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音響ミキサー基礎

音響ミキサー基礎

音声ミキサー基礎、私、説明を致します須藤高宏と申します。早速ですが今回、音声ミキサーについて説明していきたいと思います。
 まず「ミキサーの基本を完璧にしよう」という形で、皆さんミキサーを使う時にミキサーの基本を完璧にしたいと思いますが、この場合は「ミキサーの基本を大体理解しよう」、完璧に理解だと大変難しいですからミキサーの機能を大体理解して、それを色んなミキサーに応用していくという形で説明していきたいと思います。
 今回「ミキサーとは」という形で説明をしていくのですが、今回説明に使いますミキサーは、ベリンガー社のXENYX 1204USBという物を説明していきたいとおもいます。形としては今画面に出ているような形をしております。これを機能別に順序立てて説明していきます。
 まずミキサーを使う利点ですね。これを説明しておきます。マイクロフォンやCD等の複数の各種音源をミックスする。音源からの音声の音量や音質を適切にする。不要な音を制限、これはミュートすると言いますが、ミュートして不要な音を制限する。様々なバランスに音をミックスする。という目的でミキサーを使います。今回使うミキサーはベリンガー社のXENYX 1204USBです。あとこちらは上級機種としてエフェクターの入ったXが付いたX1204USBという物があります。違いはエフェクターを内蔵している、メーターのLEDのセグメント数がこちらのほうが少ない、あと各チャンネルにSoloボタンがあります。あとオルタネートの3-4が個別のフェーダーがある。オリジナルのほうは3-4まとめて一緒にフェーダーをするようになっています。
 では最初入り口から説明していきます。このミキサーはマイク入力がXLRタイプの物が4つあります。普通のミキサーはマイク入力が1、2、3、4、マイク入力がいくつかあるという形なのですけれども、こちらは大体4つで対談とかそういうものを、必要な本数は大体4つぐらいあれば間に合うという形で4つの物になっています。次にライン入力があります。ライン入力はフォン端子の物があります。マイク入力4チャンネルに各ライン入力が1つあります。これはモノラルです。他にL・Rのステレオペアのライン入力が2組みあります。それ以外にあとテープレコーダーとか他の外部入力をするためのRCAピン端子の物が1組みあります。次に各チャンネルのローカットフィルターという物があります。これはマイク入力とかをしている時に風の音であるとか、あとはエアコンの空調の音であるとか、低いノイズが入っているのですけれどもそれをカットするためのものです。ローカットフィルターと呼ばれたりハイパスフィルターと呼ばれたりしています。これはオンオフだけです。
次にトリムという物があります。マイク入力、マイクの感度によって音の差がいくつかありますので、あとしゃべる方の声量に合わせてトリムで合わせるようにしています。マイクの場合は+10から+60のトリム、ラインの時は-10から+40までの幅で調整ができます。ライン入力、ステレオのほうは+4か-10のスイッチになっています。これはライン入力される機器のユニティレベルによって合わせます。
次にコンプレッサーという物があります。これはエフェクターなのですけれども、入力された音の音量差がある時にコンプレスですね圧縮をして音量差を少なくして聞きやすくするための物です。入力される音の大きさに応じてこのつまみで調整するようにします。時々赤いランプが点いてコンプレッションですね、圧縮されているのが分かるぐらいのレベルにするのがちょうど良い使い方です。
続いてイコライザーという物です。イコライザーは音の高い、低い帯域別に音量を調整するようになっています。このミキサーはハイ、ミッド、ローと3点調整できるようになっています。高音域、中音域、低音域をそれぞれ調整できるようになっています。イコライザーを使う時にイコライザーにちょうど良いレベルで入るようにするためにコンプとかトリムがその前にあるようになっています。図を見ると信号が上から下に流れていると思ってください。次にイコライザーを通して整えられた音をそれぞれどこに使うかという形ですね、オグジュアリーという形でAUX端子に送る、あとはエフェクターを掛けるためにエフェクトセンドという形でエフェクターで送るようになっています。この2つつまみでそれぞれ送る量を調整します。
エフェクターのほうがこちらはXモデルのほうです。内蔵のエフェクターに対してどれくらい送るかというのがエフェクトセンド、オグジュアリーセンドという形になっています。エフェクトセンドは内蔵のエフェクターに送られるものと、あと別の入出力端子がありますので、そちらに外部エフェクターを繋ぐとそちらのエフェクターを通ってまた帰ってきた音を更にミキシングするということができるようになっています。メインミックスにエフェクトを掛けるかオルタネートの3-4に掛けるかというのはスイッチで切り替えられるようになっています。
あとPANPOTですね。これは最終的に出力がステレオ、L・R、右左になっているのですけれども、その音を右から左、どの位置に出力させるか、定位させるかをつまみで右から左に調整できるようになっています。
次にミュートスイッチというのがあります。ベリンガーの1204はバスセレクトスイッチも兼ねているのですが、この場合はミュートするだけに使うという形で説明しておきます。このボタンを押すとそのチャンネルの音声がミュートされます。例えばマイクでしゃべっている時に咳払いをするとか、あとはこの音声はちょっとカットしたいという場合はこのボタンを押すとそのチャンネルだけ音声がミュートされます。
最後にフェーダーですね。フェーダーを音量の調整をします。トリムと違うところはフェーダーはダイナミックに音量の調整をするようになっています。音が少し小さい、声が小さい場合には少し音を足すために音量を上げる、大きい声が来そうだなという時には音量をフェーダーを下げて制限する。こちらにクリップのランプがありますのでこのクリップランプが点かない程度に音量を調整してあげるのが適切な使い方です。参考までにXモデルになりますと、SOLOボタンというのがあります。このSOLOボタンを押した時だけ、そのチャンネルだけモニターに音声が流れるようになっています。これは1つ1つのチャンネルの音をチェックしたい時とかに使うボタンです。続いてマスター、メインの所ですね。メインミックスのフェーダーは最終的にステレオミックスでL・Rになっています。最終的な音量をここで調整します。更にオルタネートのフェーダーがあるのですが、これはバス3-4という形で別の出力の所の音量をこれで調整します。こちらはXモデルのほうです。XモデルのほうはフェーダーはメインミックスのL・Rで同じなのですが、オルタネートのほうが3と4別々に調整できるようになっています。最終的にこのフェインミックスフェーダーから後の端子のメインアウト、オルタネート3-4アウトプットから音声が出力されるようになります。これに配信の機器であるとか、PAのアンプであるとかに繋いで実際の音として出力されるようになります。
ではミキサーを使うメリットを説明したいと思います。基本的に音量補正は手作業になります、フェーダーを使った操作ですね。俗に手コンプと言われるものがあります。イコライザーは必要な音域のみを通すようにします。必要な音域をイコライザーで足すのではなくて、不要な所をイコライザーで削り取るという形ですね。より音を悪くしてしまう原因をこれで取るということです。次にトリム、イコライザーも演者の声が変わったり、他の演者との兼ね合いで調整をするようにします。音量、音色を揃えることによって大勢の人がしゃべっている時も聞き取りやすくなります。次に休憩などで適宜ミュートを行う。マイク入力は演者の方がしゃべっている時は良いのですけれども、しゃべっていない時に他のノイズが入っていると非常に聞き取りにくくなりますので、その時はミュートをしていらない音をミキサーから出さないようにするということです。更にBGM等も加えることができます。こちらはミキサーが無いとBGMとか加えられませんので。適切な音量で配信や会場PAに音声を流すのを目的とする。フェーダーがありますので各音量のバランスを細かく取ることができます。配信用の音量、あと会場PAに流す音量はそれぞれ違いますので個別に音量調整ができます。また更にミュートなどを使って配信に必要な音、会場PAに必要な音、それぞれ違う音を作って流すこともできます。会場PAから配信に適切な音量、音質にして必要な音を加えるということもできます。こちらはPA、会場にだけ別の音を足して今どういう進行状況であるとかが分かるようにすることもできます。実際に現場で配信状況が分かるように「返し」としてPAから音声を出すということがあります。
以上、音声ミキサー基礎編、駆け足ですが説明して参りました。

アカリク Vol.5
https://acaric.jp/event/pages/techtalk_05/

2015年11月6日(金)
現場入可能時間 13:00 ~
配信開始予定時刻 16:30
開演 17:00~18:30
開催場所
「ヤフー株式会社」東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー

■登壇者
トレンドマイクロ株式会社
担当課長代理 兼 TrendMicro Security Incident Response Team チーム技術統括責任者
六宮 智悟 様
(ロクミヤ チサト)

ヤフー株式会社?
システム統括本部プラットフォーム開発本部
セキュリティテクノロジー部セキュリティプラットフォーム
南場 勝規 様
(ナンバ カツノリ)

ソニー株式会社 
情報セキュリティ部
セキュリティ・プライバシー推進グループ
田中 甫 様
(タナカ ハジメ)

ソニー株式会社 
情報セキュリティ部 
セキュリティ・プライバシー推進グループ
堀田 綾美 様
(ホッタ アヤミ)

■ニコ生アカウント
下記IDとパスになります。
ID:52188189
アドレス:kousaki-j@acaric.co.jp
パス:xogznh4c

■備考
今回の会場はヤフー様です。
映像は、HDMIのスプリッター分岐 (できなければ再撮影)
音声は、スピーカーをガンマイク狙い 
でお願いします。

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Web : http://elearning.co.jp
E-mail : international@kiban.jp
担当:admin

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